おじさん行政書士です。
はい、
今回は『身内が失踪』すると、
短期的にはどうなるかを書いてきます。
長期的にはまだわかってません。
はじめに書いておきますが、
その『失踪した身内』は日本で元気に生きてます😀
なぜそれがわかったかというと、あとで書きます。
またその身内の借金の
連帯保証人にはなってませんでしたから、
そんなに強烈な話ではありません。
その借金の額もわかってません。
それでは、
失踪した人を A
連絡を受けた人を B
として書いてきます。
身内はBだけです。
そんな前提で書いてきます。
まず、Aの借りてる部屋の『家賃等保証会社』みたいなところから、Bさんに電話がかかってきました。
(家賃の連帯保証人ではないですが、緊急連絡先にはなってました)
『Aさんと連絡が取れないから、連絡を取ってもらえないか』と、
何度も何度も。
そして当然Bさんは、電話やSNS等あらゆる手段を使ってAと連絡を取ろうと試みます。
でも取れません😟
そうこうするうちに何か月か経過し、
改めて『家賃等保証会社』から連絡があります。
Aさんが家賃を滞納して、
行方不明になっていますと😱
こういった場合『不動産会社』等は、家賃回収の為であれば、『家賃滞納者』の住民票を合法的にとり、足跡を追うことが出来るようです。
そして住民票上のすべての住所へ調査に行ってから、
上記の連絡がきます。
住民票の動きがなく、
そこに居住実態がない場合、
もはやそれ以上調べようがありません。
(探偵等に依頼すればどうかわかりませんが。)
ここで『家賃等保証会社』からこういうお願いをされます。
「Bさんは連帯保証人ではありませんので、家賃の支払い義務はありません。
ですから家賃をお支払いしろとは言えませんが、部屋の片づけ(家具等の処分)と、その費用だけはお願いできないか」と。
こういった場合でも、
部屋の中にあるものは、大家さん等の判断では勝手に処分できないとのこと。
裁判所に申し立てて許可を経てからする必要があるようで、大体その結果がでるまで2~3ヶ月かかるそうです。
その間にも損害は広がっていきます。
そこで、身内であるBさんにお願いするわけです。
もしAが後日出てきても、
身内であるBさんに片付けと処分の責任を取ってもらうわけです。
この時Bさんは、
そのお願いを聞き入れました。
それが正しい選択かはわかりません。
『連帯保証人』でもない場合は、お断りしても良いのかもしれません。
ただ、結構な額になった家賃滞納分を支払うのは現実的に無理ですが、
「その部屋の片づけくらいはしないとなぁ。身内がしでかしたことだし。」
と、考えるのも無理ないかなと思います。但し、片付け以外は一切しないと念を押し。
手続きが進まないからと、
一般的な部屋の解約手続きの書類にサインを求められても、
自分の責任の持てないところについては、
全部2重線で消してサインをしました。
例えば、
光熱費の未納分の支払いの件とか、
鍵の交換費用とか、
部屋のメンテナンス代とかです。
変な文書にサインして、後になって
「解約に伴う様々な支払いを自分たちがするという意思表示をしただろ」と、
難癖をつけられてはたまりません。
あくまで部屋の片づけとその費用だけです。
部屋の片づけと解約に関しては、後日Aが出てきても
『身内として説教すれば終わり』と考えました。
「金も払わないでどこ行っていたんだよ😈」と。
ちなみに、AとBさんの関係は良好で、会う回数こそ減りましたが、電話等で近況報告みたいな話はよくしてました。
ですから行方不明になったのは突然です。
そして、
部屋の片づけと同時進行で、警察に『家出人捜索願』を出します。
まず、警察官立ち合いで、Aの住居に確認に行きます。
必ず、警察官立ち合いです。
部屋の中で倒れている(👈👈👈言葉を選んでます。)可能性もあるためです。
もしかしたらですが、
こういったケース(成人男性・五体満足・同居していない・親ではない)の場合、
この段取りを踏まないと、警察は『家出人捜索願』を受理してくれないのかもしれません。
もしくは管轄県警によって全然対応が違うのか。
何故かといいますと、
Bさんは、Aが行方不明であると連絡を受けたらすぐに、Bさんの住所を管轄する警察署に、相談と『家出人捜索願』をだしに行きました。
そこでも大丈夫とのことだったので。
しかしその警察署では、
「これでは手掛かりも少なすぎるし、成人男性が自由意思で失踪していると思われます。どうしてもというのならもう少し自分で探してみてから、もう一度来てください」と言われ、『捜索願』を書かせてもらえませんでした。
またその時に、「仮に捜索願を受理しても、積極的には探さない」ともいわれます。
そのためBさんは、今度はAの住居に入る時に立ち会ってくれた警察官に相談をします。
そしたら、
「連絡を入れておくので、うちの署(Aの住居を管轄する警察署)に来てください。そしたら捜索願を受理します」と、言われました。
その警察官、苦笑い😓をしていました。
この苦笑いはどういう意味でしょうか(👈察してください)
こうして無事Bさんは『家出人捜索願』を出し、受理してもらうことが出来ました。
そして最後です。
部屋の片づけも終わり、
ある意味、Bさんの日常を取り戻しつつあるとき、突然夜中の1時過ぎに警察から電話がありました。
嫌な予感がしたBさんでしたが、Aが某所で見つかり元気にやっているという連絡でホッとしました😌
只、住所不定状態であり、
また「身内とは一切の縁を切ったからこちらからは連絡はしない」と言っていると、聞かされました。
この場合上でも書きましたが、警察が積極的に探してくれたというより、Aが『職務質問』でも受けたのではないかと思われます。
『家出人捜索願』を出すときにAの写真も出しましたが、一緒に住んでいない成人男性の写真なんてそうそう持っているものではなく、ちょっと昔のぶれた写真しかなく、警察官をがっかりさせたからです。
それはさておき、それを聞いたBさんは、何とも言えない気持ちになりましたが、
Aに対して「そのうち連絡よこせ」と伝えてもらえるよう警察官にお願いし、
生きてるならば良いと『家出人捜索願』は取り下げました。
落ちはありませんが、
身内が失踪するとこんな感じになります。
もしBさんが、Aの連帯保証人になっていたり、Aの行方が7年間不明(失踪宣告)だったりすると色々と大変なことになっていたと思います。
それでもBさんは、自分なりにほうぼう手を尽くして探しました。
その労力たるやです。
それでは結論ですが、
『失踪は色々な人が迷惑をこうむるのでやめましょう』
ということです。
あと『捜索願』を出すときは、失踪人の写真は重要です。
そして本人の性格と特徴を、本当に細かく聞かれます。
本当に細かくです。
最後、ぐだぐだですみません🙇
では🙋